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【釣果情報】長崎県 生月島 舘浦漁港 地磯 シイラ、ブリ、ヒラマサ 10月26日

普段は一人での自由な釣行が多い私だが、
今回は今年1番楽しみにしていた仲間達との遠征釣行の様子をお届けする。

向かうのはやっぱりココ。
秋も深まりシイラに青物の釣果で盛り上がる長崎県は生月島だ。
もはや定番になりつつあるが、それだけホットなので許してほしい。

しかも今回は仲間たちとの遠征ということもあって３日間フルで楽しむ。
その様子を日に分けてお伝えしていきたい。

DAY1
楽しみに胸を躍らせ、いつもの舘浦漁港へ向けて車を走らせる。
３日間の釣行のイメージを膨らませながら現地へ到着し、早速仲間と合流。
何度も来ているベテランとしての知識を伝えながらワイワイしていると
すぐに時間が過ぎるもので、初日のねらい目であった赤灯台先端へ急ぐ。

無事、仲間達6人で陣取ることができた。
白み始めた美しい空を眺めながらの釣行にワクワクするが、
予報通りのベタ凪に風向きも追い風と、条件としては最悪…。
遠くは大阪から初チャレンジに来た仲間や、シイラ連敗中の仲間もいる為、
条件は悪くとも何とかキャッチしてもらいたいところだ！

6時半より一斉にキャストを開始する。

朝焼けの中、まだ暗い水面を戻ってくるアゴペンの軌跡が印象的だ。
ほどなくして定置網漁師さん達の漁船も出港していく。
今日はどんな魚が入っているのだろうか。

時を同じくして堤防の付け根で釣りをしていた方々の竿が曲がる！
シイラの回遊だ！！
上がっているのはどれもペンペンプラスαくらいのサイズだが、皆一斉に海を見つめる目が鋭くなる。

600m程ある堤防の付け根から魚は回って来る。
7時過ぎに大阪から来たシイラチャレンジ2回目の仲間にヒット！
首を傾げ「ゴミかもしれん…」と言いながら、巻き上げて来た先にはペンペンが(笑)

サイズはともかく、一番乗りの釣果だ。おめでとう！

ヒットルアーを見ると、アゴペンにひと工夫ブレードをつけたもの。
さすが、渋い中でも釣る人は何かしら他との違いを出している。

負けてはいられないと元気をつけるために朝食を頂きながら、
きれいな景色を眺め、何度かキャストするが残念ながら何もアクションがない。

近くで投げている大分からシイラ初チャレンジにきた仲間のアゴペンを
ぼーっと眺めていると、今までの沈黙を破るようなド派手な水柱が！！

「うおーっ！めっちゃ引く！」

ロッドは大きく曲がり、ピンッと張ったラインの先にはエメラルドグリーンの魚体が見え隠れする。
間違いない！シイラだ！

これまで地元大分でもナイスサイズのシイラを何度かバラしており、
悔しい思いをしていると聞いていた分、何としてでも獲って貰いたい1匹だ。

私はランディングサポートに回り、落としタモを準備。
高い足場と飛び回る元気なシイラの取り回しに苦戦するもなんとかネットイン！
上がって来たのは120cmオーバーの綺麗な魚体のメスシイラ。
釣り上げた本人にも心の底からの笑顔が溢れ、これまでの悔しい思いが報われた瞬間だった。

自分で釣り上げたかのような達成感を感じながらも、
さぁ、後に続け！と皆を鼓舞し、キャストを再開する。

すこし時間が経った潮止まりからの下げ始めの時間帯、
堤防の少し沖で大規模なボイルが発生！
ボイルは徐々に近づき、射程圏内に！
手に汗握る瞬間だ…

皆一斉にアゴペンやジグを投げ込み、「喰え！喰え！」とバイトに集中するが、
悔しいことにどのルアーにもかすりもしない…
4回ほどボイルを撃てるタイミングがあったが、全員スルーされてしまった(汗)
マイクロベイトを捕食しているヤズのボイルだったのだろうか…と考えていると
潮が本格的に流れ出し、一気に魚からの反応が無くなる。

気づけば時間は13時半…早い。早すぎる。
干潮を潮止まりを迎えた海峡の流れは左右からの潮がぶつかり複雑な流れとなる。

ふと向かいの白灯台の沖に目をやると、特大のボイルが！
よくよく見てみると40cmはありそうなダツの群れが追い回されている。
さらに目を凝らすと、1匹のダツを30～40mも執拗なまでに追い回す巨大な魚影と水飛沫！
これは間違いなくヒラマサだ！
それも10キロを超えるかなりの良型！！

オフショアでもなかなか見れないような光景に仲間全員興奮を隠せない。
その後も時折り同じようなボイルが現れ、挑発されている気分になる(笑)

あまりにも気になり過ぎて仲間に荷物を見て貰い、1人白灯台へ移動。
白灯台の足元にはマイクロベイトから7cm前後のイワシまで溜まっているほか、
そうしたベイトを狙う立派なイサキもウロウロしている。

すぐ隣の堤防でありながら、圧倒的な魚影の濃さに驚きを隠せない。
どうやら足元の深みから堤防根元、生月大橋の橋脚にかけて急な駆け上がりになっており、
ベイトが溜まりやすい地形にっているようだ。

夕マズメにかけて何か起こりそうとしばらく粘ってみたが、
どうやらボイルは潮止まりからの上げ始めにだけ現れるようで、
流れが強くなるとピタリと反応は無くなってしまった。

しかし、このポイント、、夢しかない！(笑)
翌日の同じ潮位のタイミングで再度入ってみようと考え、
今日のところは仲間のところへ戻ることとした。

急ぎ足で仲間の元へ戻り報告をしようとすると、
リーダーのロッドが曲がっている！！

荷物を置いて駆け寄るとちょうどランディング成功♪
こちらもナイスな120cm前後のメスシイラ！
今期最大サイズだったとのことで、これまためでたい限り♪

結局夕陽を背に日没間際までしばらく投げ続けたが、反応得られず初日は終了…
自分自身釣ることはできなかったが、不思議と満足感のある1日となった。

乗り合わせで来ていた仲間達は近くの民宿へ。
ここからは私1人、お楽しみの時間だ(笑)

近くの漁港で氷を購入した後は、いつものファミマへ直行！
晩酌セットを購入して、ビールは氷漬けに♪
道具の整理や身支度をしたら、楽しい楽しい車中泊晩酌の始まりだ！
釣り遠征に来て酒を飲みながら釣りYouTubeを見る、これがお決まりである(笑)

楽しい夜はあっという間に更けてゆく。
まだまだ遠征1日目ということと、明日も早いことを考えて
この日は日を跨ぐ前に床に就いた。

まさか夜中に叩き起こされるとはつゆ知らず…

DAY2へ続く…。