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【釣果情報】宮崎県沖 日向灘 船釣り メバチマグロ 7月21日

前回の激渋キハダチャレンジから1週間後の7月20日、釣果が上向き加減との報告にウズウズが止まらない。
背中を押すかのようにグループLINE内で「本日メバチ入れ食い。10kg〜36.7kgまで。5kg以下は20以上リリース！」との船長からの報告が！
こんな報告をみてしまったら仕事どころではない。今すぐ向かいたい！！
…なんてことはできないので、待ちに待った仕事の休憩時間に速攻で予約を入れたのだった（笑）

翌日の船出で予約を完了し、今回も3時ということで仕事にも熱が入る。
気付くと21時まで仕事をしてしまったが、急いで準備を済ませて一睡もせずそのまま出発！
仕事の疲れが一瞬で吹っ飛ぶほどに楽しみでしかたがない。

船着場に到着し同船の方に挨拶をすると、なんといつも行く釣具屋の店員さんのお二人！
さらに前回同船して仲良くなった方もまた一緒に（笑）
「お互い懲りもせずに来ちゃいましたね！」と笑い合いながらの出船となった。
結局船で仮眠するつもりが、またもや話が盛り上がり結局寝れずじまいであった。

凪の海を船は快調に進み、5時15頃にポイント周辺に到着。
漁師さんの船も多い中、船長が魚探の反応を見ながらゆっくりとパヤオの周りを流し始める。
ここ数日は朝イチのひと流し目に良型のヒットが多いとのことで、皆竿を構えて今か今かと船長の合図を待つ。

「どうぞ〜‼️」
船長の合図と同時に皆一斉にジグを落とし出す。
私は前回のリベンジにと敢えてのキャスティングからスタート。
程よく揺らぐ水面をポッパーが泡の軌跡を残しながら近づいてくる。
周囲では時折小型のマグロやカツオが背中を出しながらベイトを追い回す姿も見られ雰囲気は抜群‼️
これはいけるぞ～！と気持ちが昂る。

しかし、そうそう上手くはいかないもので、船長の「潮のぼりしまーす！」のアナウンスが流れる。
皆一斉にジグを回収し始め、私もひと足先にプラグを回収して席に着こうとした時だった。

釣具屋店員のSさんが回収していたジグに強烈なヒット‼️
一気に船中が騒がしくなり、皆期待の眼差しでSさんを見守る（笑）

数分のファイトを経て上がってきたのは、15kgクラスのキハダだった！
回収中のヒットとはいえ、潮圧の変化するポイントを狙ったり、ジグにUVライトを当てて目立たせたり
と小技が効いての釣果なのだろう。流石の技量である。

単純な思考ではあるが、そんな釣果を見るとジギングに切り替えたくなってしまう（笑）
結局2流しほどキャスティングを試した後、先ほどまでのような表層の魚の反応も無くなったのでジギングに切り替えた。

ジグは船内でも実績の高いシマノ ロングウェーバー250g。
ジャークの抜けの良さに反して非常に長く取れるフォールアピールの間、キハダに最適なジグである。

150m付近に反応ありとの船長の案内に従い、しっかりとジグを送り込む。
ラインはジガー2000に3号を600m巻くのが船長推奨で、
しっかりテンションを掛けて巻けばスプールエッジギリギリで巻けるのだ。
私もミヤマエテンションアジャスターを使い一度600m巻いた後、リーダー分を抜き取って使用している。
その際、テンションを掛けすぎるとスプールが変形するので注意する必要がある。

改めて、指示タナ周辺を重点的にスローピッチで探り、
時たま高速巻きやショートピッチのジャークで誘いを掛ける。

ジグの気持ちになりきり、潮の感覚が変わる層をネチネチとしつこく探っていると、
釣り人なら分かるであろう、なんとなく釣れそうなあの感覚…（笑）
それとほぼ同時に引ったくられるジグ‼️
ヒットーーー！！

ロッドが絞られるこの感覚は何度味わっても気持ちが良い♪
グイグイと巻き上げてきて船縁に姿が見えはじめるが、予想以上に魚は小さい（笑）
上がったのは5キロサイズのメバチマグロであった。

まだまだ希望のサイズとはいかないが、前回より一回り大きく非常に嬉しい一本である♪

このサイズでもしっかりとアングラーを楽しませてくれるのはさすがマグロだ。
5キロサイズでこの力強さということに驚きながらも、
30kgオーバーともなればどうなるのか？と嬉しい不安を覚える（笑）

気を取り直して次のひと流し、船長からアドバイスを頂く。
この時期はタチウオがベイトになってるケースが多く、極力テンションを抜かずジグを立てることが有効だそうだ。
よし。タチウオをイメージしていくぞ！と、早速船長から教えて頂いたアクションを試してみる。
すると嘘のようにすぐさまヒットー！！

難なく上がってきたのは先ほどより少しサイズダウンのメバチであった。
テンポよく釣れて喜んでいると、このタイミングで周りの方もヒット連発！
同サイズから10kg近いサイズまでのメバチがドタバタ4本ほどあがった。

その後のひと流しもまた同様にダブルヒット、トリプルヒットが続き、
私も同サイズを1本追加することが出来た。

こうなってくるとサイズアップを狙いたいところだが、
同じ群れの中に大小入り混じるような状況では釣り分けることが出来ないのが難しいところだ（汗）

そうこうしてるうちに当たりが急に遠のき、魚が口を使わない時間に突入。
船長も「さっきので時合い終了っぽいですね〜」のひとこと。
今回の時合いは6時から8時までであった。
無念‼️‼️今回も30kgオーバーはお預けになりそうだ…

さて、ここからは1時間ほど移動してお土産のカツオ狙いに向かう！
別のパヤオに移動するとそこはカツオパラダイス♪
至る所でカツオが乱舞する。最高の空間だ。

早速小型のポッパーを投げているとヒット！
カツオもサイズの割によく引いてくれるので非常に楽しい♪

どんどん釣っていくぞ～！と意気込みながらキャストしていると、思わぬハプニングが！
同船の方がヒットさせたカツオに巨大なキハダが食いつき、
一瞬でラインブレイクさせられてしまったのだ。
夢でもあり、悪夢でもある光景を横目に、私もあわよくばキハダを…！と、
ジグにトップに手を変え品を変え試してみるが、そう上手くはいかない。

爆釣モード突入かと思われたカツオもショートバイトばかりが続き、結局掛けられたのは最初の1匹だけだった。
周りの方もジグやトップでなんとか半数がキャッチしたためここでお開きとなった。

帰りの船内、船長からの差し入れのかき氷が炎天下での釣りで熱った体に沁みる。
こんなにかき氷が美味しいと感じたのはいつぶりだろうか。
毎回食べたくなってしまう（笑）

結局船中7名でキハダ15kg1本、メバチ4〜9kg10本、カツオ5本という結果で終了。
全体的にサイズは小さかったが、これだけ楽しめたのであれば文句はない。
上がり調子であることは間違いないので、また近々リベンジすることになるだろう。

持ち帰ったメバチとカツオは様々な方法でいただいた。
兜焼き、タタキ、お造り、ステーキ、ネギトロ、レアカツと贅の限りを尽くしたラインナップだ。

このサイズでも十分マグロの味を楽しむことが出来る。
おすすめは乾燥熟成で5日ほど寝かせ、水分が抜けてきた状態で作るレアカツとステーキだ♪
飽きずにひと柵まるまる食べられ、お酒のアテにもおかずにもバッチリ！
是非是非試してみてほしい。

さてさて今回も30kgオーバーの目標には遠く及ばなかったが、マグロの引きを楽しめただけで大満足。
とはいえ目標を達成せずにシーズンは終われない。
私のキハダチャレンジはまだまだ続く！
乞うご期待…（笑）