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シイラが暴れ回りPGの巻き心地に酔いしれた！

店長の魚魚（とと）おじさんです。

前回の釣行から5日後の9月26日、今日もいつもの湘南サニーサイドマリーナだと思ったそこのあなた。残念！今回は魚魚おじさんフィッシングでは初の登場となる「湘南マリーナ」へと赴いた。

いつもはバチバチの海釣りをがっつりとしに行くイメージだが、この湘南マリーナは相模川沿いにあり、海を下って海に出るのだ。そのため、いつもと違うまったりとした雰囲気を味わうことができるため、少し気持ちを落ち着かせたいときに利用させてもらっている。
特に前回の釣行は波にひどく揺られ、中々に辛い思い出が残ってしまったため、ここを選ばせてもらったという経緯だ。

今日はどんな奴らに出会うことができるだろうかと気持ちを昂らせながら現地へ到着すると、前回と打って変わって大潮べた凪ではないか。
大潮は大量の海水が移動するためプランクトンの量が増えて魚の活性があがって釣れる！なんてことを皆が言うのだが、個人的にはおいしい思いをしたことがない。なんなら瞑想に耽ることのほうが多いくらいだ。
だからこそ今日はいつも以上に沸々と闘志を燃やしながら海へと向かった。

ここでいつものごとく今回の釣り道具を説明しよう。

「アブガルシア　キャスティングロッド」と「シマノ ツインパワー XG」
「ヤマガブランクス ギャラハド トラベックス GA-T593」と「シマノ 19 ステラ SW 10000PG」
「ジャッカル バンブルズ BBRB-S632」と「シマノ 20ステラ SW 6000PG」
「シマノ オシア コンクエスト 300HG」と「シマノ ライトゲーム BB」
今回は私が所持しているメイン4本を全て持参した。

出港場所が変わったからと言って目的地は変わらず、まずは相模３号ブイへ向かう。
景気づけに大物を一本ゲットし、今日の釣行を彩ろうという魂胆だ。
デカカンパチ、シイラ、願わくばキハダを！と心に秘め、ベタ凪状態の海を快調にとばしながら現地へ到着した。

ポイントを定めるために周辺を確認すると、いつものようにシイラの群れを発見！
前回は荒波によって見ることが叶わなかったが、これこれ～！と心の中で叫ぶ。

まずは「ジャッカル バンブルズ BBRB-S632」2と「シマノ 20ステラ SW 6000PG」に、昨日購入した小さめだが安くて釣れるザゴシーZ95HSを使用してキャスト！！
一本目、二本目は残念ながらぴくりともしなかったが、三本目をチェスト！！着水と同時にギョギョー！！強いあたりを感じ、これはシイラかな！とシマノ 20ステラ SW 6000PGを巻き始める。
さすがのPGという巻き心地に酔いしれていると、シイラが大きく海面をジャンプし暴れ回る。ドラグ音を感じながら巻いて巻いて、無事に船上へ取り込むとなんと120㎝越え！ギョギョー！好感触のスタートに心が躍る。…という幸せな時間も束の間、その後は2本ヒットするもバレてしまい時間だけが過ぎる展開に。

このままではいけないといつもの感覚を頼りに大磯沖60mを目指し船を出すことにした。

すると、ベタ凪、海面すれすれになぶらを探す鳥たちが目にとまる。
なんて幻想的な景色なんだろう…とついついスロットルをニュートラルに入れ、瞑想に耽ってしまった。
「ここは何処？私は誰？なんの為に私は生まれてきたの？」
遠い故郷の空を見つめながら我に返った。どの位の時がたったのだろうか？
油臭いおっさんが瞑想など似合うはずもなし。
ふと我に返り、そそくさと目的地へフルスロットルで向かった。

間もなく到着し、ジギングを開始するも全くアタリなし。
頭がまだ瞑想から覚めていないのか。静かで寂しい時間が過ぎる。
なんとも言えない気持ちを抱えたまま、今回もタイム切れとなってしまった。
仕方なく船を出し、相模川を戻り現地へ向かう。

帰りの船中で私は悟った。
今回の釣行は大潮が悪かったんじゃない、ベタ凪のせいでもない。
瞑想に耽ってしまい時間も闘争心もなくしてしまった自分のせいだ、と。
釣りの深さを改めて考えさせられるとともに、どこか心から和むことができたそんな1日となった。こんな日もたまには悪くない。

そして、余談ではあるが、今回伺った湘南マリーナは川に接地しているため海のマリーナと比べて塩害が少ないというメリットがある。ベース拠点をこういったところにすることで、少なからず船や道具をいたわることにもなるんだなとふと考えさせられた。
釣り道具たちのメンテナンスまでが釣りなのでどれだけ疲れていてもメンテナンスは欠かさないが、買い取りをさせていただく物の中には痛みが激しいものも多い。
もちろん査定や買い取りはさせていただくが、いかんせん次の方へ繋ぐためのメンテナンスなどが大変で査定額が下がってしまう場合も。
そうなってしまっては非常にもったいないので、みなさんもメンテナンスは欠かさず行い、時にはフィールドを移してみる選択肢もありなのかもしれない。
もちろん、何かわからないことがあれば私共ツリグーまで相談してほしい。
査定から質問まで、どんなことでもプロのスタッフが誠心誠意対応させてもらいます。