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【釣果情報】山口県 青海島堤防 角島地磯 ネリゴ50cm 7月4日

前回地元磯でネリゴを狙って丸ボウズを喰らって以降、ネリゴへの想いは強まるばかり…
どうしても釣りあげたい…という気持ちで仲間からの情報やネットの情報を漁ってみると、
山口県で1～2週間前からポツポツネリゴが釣れはじめているという情報をゲット！

いつもであれば妻子もいるため中々遠征はできないのだが、
ちょうど妻子が所用で実家へ帰省していたので、行くならこのタイミグしかない！とプチ遠征を計画した。

仕事を20時半過ぎに切り上げ、そそくさと帰宅し時刻は21時。
疲れた体にビールを流し込みたい気持ちグッと堪えて夕飯を頂くが、早く出発したいので時間は掛けられない。
妻不在ということもあり、サトウのご飯と納豆、梅干し、味噌汁という究極の時短メシを流し込み、シャッとシャワーを浴びて車に荷物を積み込む！
ガソリンも少なかったため給油も済ませて、22時半頃から下道で山口県へ向けて出発した。

遠征というだけでワクワクしてしまい、休憩もなく約3時間ほど走り続けたところで山口県の長門市にある道の駅センザキッチンへ到着した。

これより先は漁協の小さなトイレや自販機くらいしかない為、ここで最後の買い出しや休憩をとると良い。
市場周辺には格安で大量の氷が買える設備があったりもするので何かと便利に利用できる。
もちろん大好きな菓子パンは欠かせないので、近くにあったローソン+ポプラで購入した。
遠征ということもあり、あまり見ないコンビニにも気分があがる。

休憩もそこそこに、15分ほどの距離にあるポイントへと車を走らせた。
時間はまだ深夜2時過ぎということもあり、ラッキーなことに1番乗り♪
すぐさま堤防のカーブの部分に陣取ることができた！
釣り人は何かと角が好きである（笑）

とはいえまだ時間が早いのでその場で仮眠していると、
続々と釣り人が現れ、4時過ぎには13名ほどが堤防に並んでいた。
そろそろ戦の時とばかりに準備を済ませて空が白むのを待つ。

今回のスタメンはメインタックルがフィードポッパー175mm、ライトタックルがメタルマル28gである。
基本は水深がありジグの釣りになるこの釣り場だが、朝一だけは活性チェックも兼ねてトップを投げるいつものパターンだ。

早速1投してみるも、すぐに違和感が…ゴミが絡んでいる。
何となくイヤな予感はしていたのだが、あたり一面数日前の豪雨の影響か木屑やビニールでいっぱい。
さらには濁りも入っており、何となくプラスには働かなさそうな要素ばかりが目につく。

ひと通りのサイズやパターンを試してはみたものの、あまりにも浮きゴミのストレスが凄いので早々にトップは封印することに。
次はジグパターンを試していく。

このポイントには少し大袈裟ではあるが撃投ジグ105gピンクグローからスタート。
潮はよく効いていて105gでもモッタリ流される感覚を感じる。

このタイミングで堤防の何箇所かで同時にヒットが続いた。
見ると40.50cm程のヤズが3本ほどあがっており、いずれも小型のブレードジグでの釣果の模様。

ここのポイントは基本的にシルエットの小さいブレードジグ（20〜40g）への反応が良いことが多い。
しかし、本日は濁りも入っているうえにベイトも15cmほどのサッパからキビナゴの小隊、マイクロベイトまで確認ができており何を捕食しているか分からない状況。
ひとまずは濁りの中で気付いてもらえるようにシルエットのはっきりしたグロー、白系のジグ主体で大きいものからどんどんサイズ下げて試してみる作戦をとる。
先の105gから順に100g、85g、60g、45gブレードジグとどんどんルアーシルエットを下げていく。
ハイピッチ、スローピッチ、ジャカジャカ巻き、ただ巻きとあらゆるしゃくりも試すが反応は一向にない。
続けて同じ手順でナチュラルカラーのジグで各サイズを試してみるが同じく反応は得られない…

気づけば時間は7時、マズメ以降周りも当たりは無くなり、地元勢は「今日は渋いな〜」と帰る方もポツポツ…
山口まで来てまさかのボウズが頭を過ぎる…つ、辛い…

暗いうちからしゃくり続けていたこともあり、少し疲れも出てきたので気分転換に休憩を取ることにした。
今回は大好きなケーキドーナツに加えて、てりマヨバーガーと緑茶という我ながらなかなかの組み合わせ（笑）
これがまた最高なのである。

目の前を多くの漁船が往来するのを眺めていると、今日はどんな魚が獲れたのか？気になって仕方がない。
ちなみにこのポイントのすぐ近くにある定置網は山口県有数の漁獲量を誇り、時に大型のクロマグロやヒラマサなども入る夢のあるエリアなのである。
そんなエリアを目の前にして、ボウズで終わらすわけには行けない！と休憩を切り上げ、再度投げ始める。

しかし、流石にこの時期の晴れはかなり暑いので、一気に体力が奪われる。
ジグをどんどんサイズダウンして色々と試してきたが、そろそろメインタックルではどうにもならなさそうなのでライトタックルを取り出す。
PE1.2号で投げるメタルマル28gは潮馴染みがよく、ヒョロヒョロ〜っと逃げ惑う小さなベイトそのもの。

いい動きするなぁ〜なんて思いながら数投…
沖からしゃくってきて15mほど先の堤防基礎のブレイクの先で最後のフォール、着底を行う。
すぐさまブレイク沿いにフワフワ〜っと力無く巻き上げて来ると、中層のブレイクが途切れるあたりでドンッ！！
「来たーっ！！！」
初手からガンガン竿を曲げて底に突っ込むこの感じ、ネリゴに間違いない！！
必死にいなすもガンガン潜ろうとするこのトルク、、めちゃくちゃパワフルな魚である。
暑さで体力がもっていかれているが、それを超える嬉しさをバネに巻き上げる。

なんとかブレイクから切り離し、姿が見えてくるとここでセカンドラン（汗）
今度は堤防際の足元への突っ込み。
堤防の角が擦りそうで目一杯竿を立てるがさらに突っ込む魚…
「これ以上はヤバい汗」と咄嗟の判断で竿を立てたまま無理やりリーリングで魚を浮かせた。

なんとか魚を水面に浮かせることができ、抜き上げに成功！
あがって来たのは50cmジャストのネリゴだった♪ヤッター！

このサイズであの引き、、本当にパワフルな魚だ。
1.2号タックルでのやり取りはヒヤヒヤそのものだったが、なんとか獲ることが出来てよかった。
最高の気持ちだ。

…と、ここで異変に気付く。
セルテートがゴリゴリになっている…（汗）
どうやら最後に無理やりリーリングで制御したのが良くなかったのかギヤが変形した模様。
やらかしてしまった（涙）

再現性を確認するため同じパターンを試したいところだが万事休すである。
太仕掛けのメインタックルでも少し足掻いてみるが、飛距離も出なければ潮馴染みも良くないので潔く諦めることにした。

とはいえ最後まで足掻きたい気持ちを抑えられない私は大分方面に車を走らせつつ、気になっていた磯を覗いてみた。

しばらくの間キャストしてみたが当然そんなに上手くいくはずもなくボウズではあったが、
自然の中に身を置き、海と対峙するだけでも先ほどまでの堤防とはまた違った自然との一体感で満足感を得ることが出来た。
睡眠もしっかりととれていなかったので、磯の上ですこしばかり昼寝をしたが、これまた最高であった。

さてさて、時間は気付けば14時。
汗もかいたので最後にひとっ風呂浴びてから帰ることに♪
今回は「大河内温泉いのゆ」さんにお邪魔した。

こじんまりとした温泉だが、大自然を満喫でき、シャワーまで温泉が出て来てお肌スベスベ！
湯上がり後にはモンスターをかまして、一気に大分まで帰還。

今回は本命1匹だけの釣果だったが、周りが釣れていない中での一本は格別だ（笑）
なによりも遠征というだけでやはりワクワクする。

持ち帰ったネリゴは漬け丼、お造り、あら汁で頂いたがこの時期の鰤とは比べ物にならない美味しさ。
これだけで山口まで行った甲斐があったと思える（笑）

またシーズン中にリベンジに行きたいと思える楽しい釣行となった。