高額買取と査定が大好評！！釣具買取のことなら何でもご相談ください！

拾った針と糸くずから始まる…14.55kgのメモリアルフィシュ！

JBC2023 CHAMPIONS – TSUJII

「拾った針と糸くず」が私の人生を変えました。

私のファーストフィッシュは6歳の頃のです。夕焼けが美しく染まる近所の野池で一人で岩場を登ったり石を投げたりして遊んでいました。
野池には少し小高い岩があり、その上から大人が釣りをしている所を見るのが好きだったんです。いつか釣りをしたい！と思っていました。

ある日、岩から飛び降りると、キラリ！と光る針と今にも切れそうな糸くずを発見！
私は、大人たちの真似をして、落ちていた小枝に糸くずと針を結び、家に帰って母におにぎりを作ってもらって、急いで野池に戻り、針に米粒をつけて野池に落としたんです！

最初は何も起こらないと思っていましたが、しばらくすると、突然に小枝が何かに引かれる感触を感じました。
私は手が震え、心臓がバクバク。ブルーギルに激しく引っ張られた感触は今でも忘れることができません。
以来、私は野池で釣りをする大人が忘れていく糸くずや針を拾って、夢中になって釣りをするようになりました。
ある日、一人の釣り人が「ぼうや、野池の周りに落ちているゴミをこの袋に一杯にしたら、針と糸をあげるぞ！」と言うので、私は、野池の周りのゴミを集め…新しい糸と針を手に入れ、親にねだってビニール袋に入った釣具セットを購入。そこから私の釣り人生が始まりました♪
あれから、数十年が経ちましたが、野池には今も釣り人がゴミ拾いをしキレイな環境が保てています。
また、美しい夕日も何一つ変わっていませんし、変わったものと言えば、私が、あの大人たちの場所に立って釣りを楽しんでいることですね♪

時がたった今でも、釣りに出会えて良かった！と思っています。
釣りは大漁になることもあれば一匹も釣れないこともありますが、人生も同じだと思えるようになったんです♪
人生は思ったとおりにならない事が起こりますが、それを乗り越えるには、その都度柔軟な考え方が必要ですし、予期せぬことが起こったときに、前向きな姿勢を持ち続ける！
これは、釣り人なら自然に釣りを楽しむ中で会得できたと思います♪
これからも、釣り人として人生をどこまで楽しんで行けるのか！考えただけでもワクワクしてきます！

今回の鰤はデジタル魚拓としても記録に残しました！

今回のようなメモリアルな魚が釣れた瞬間は本当に楽しいです！
あの、野池の初めての釣りを想い出す感動なんですよね♪
ファーストフィッシュや狙い続けてようやく釣れた魚種など、記憶に残るような魚が釣れた瞬間は何にも変え難い喜び、感動を与えてくれますからね♪ ほんと、やめられない！！

今回の鰤はデジタル魚拓としても記録に残しました！
これ！です↓

とは言うものの…
よく魚のサイズは選べないと言われる通り、大物一発を狙って通っても、小物ばかりだったとか、全く反応がなかったなんてことが殆ど…

私のレベルでは上手くいかないことの方が圧倒的に多いです。
でも、絶対に諦めません！（笑）

思うように行かない場合は、いつも「ポイントを熟知するまで諦めない！」と思っていますから！
私は一度見定めたポイントには釣れても釣れなくてもしばらく継続して足を運ぶようにしています。
そうしていると、海底図レベルではわからない起伏や根、ポイントごとに適した潮回りや流れの向きなど確実に見えてくるものがあります。
ポイントを熟知することは、遠回りなようで魚への近道だと考えるようにしてからは、徐々に結果が伴うようになって来ました。

それでも、難しいと感じる事があります。それは、魚がいる棚を当てるというところです。
昨日はトップが良かったのに今日は底ベッタリみたいなことことがよくありますよね？
泳がせも然りで、ベタ底の胴付きが良いのかウキ仕掛けで浅棚を流すのか？…フリーで自由に泳がせるのが良いのか？？
今だにその日の魚の気分に合わせるのは難しいなと感じます（笑）

大型ブリ釣果が出る泳がせ釣りに迫る！

泳がせ釣りに限って言うと、やはりカマスやコノシロといったビッグベイトに付く鰤は大型が狙えるほか、喰っ気も立っていて釣果に繋がりやすいと感じています！
どこのポイントが良いのかわからない方は、カマスやコノシロの釣果情報をまず探して見るといいと思います！

ブリ釣りの際に私が使う仕掛けのコツは、基本的に泳がせで、半遊動の胴付き仕掛けを使用して、底付近を狙うことです。
船釣りの泳がせや落とし込みも底付近でのヒットが多いかと思いますが、その理論です。
同じポイントに繰り返し投入することにより、ベイトの弱りを抑えることができ、仕掛けを流し直す手間がかからないため、風や潮流にも流されず、複数本の竿を出して確率を上げることができます。
また、お隣さんとの「お祭り」現象も発生しないため、メリットが多いです。

参考までに普段10kg鰤を想定して使用している自作仕掛けをご紹介します！
PE：4号
リーダー：ナイロン80ポンド4～6ヒロ
ハリス：ナイロン60ポンド
（リーダーにウキ止めを設けて底から3ヒロ程度はハリスが遊動するようにしています）
針：メジカツオ針14号（渋い時は孫針追加）
錘：40号

堤防泳がせ仕掛けにしては太仕掛けで一見喰いが悪そうに思えますが、フリーや浮き仕掛けの周りの方と比べてもヒット数は多いことが大半です。
半日で鰤、メジロ22本キャッチしたこともありますから！…（笑）

仲間に感謝！メモリアルフィッシュ！

年末からカマスがついて安定して6kg前後までの鰤が釣れていた堤防。
季節風による荒れが入り数日前から10kgオーバーの良型があがっている話を聞き、その日はステラSW8000、14000、ソルティガ10000の4号～6号までのいつもよりヘビーなものを含むタックルを3本を持ち込んで挑みました。

餌のカマスは底が見えないほど港内に入っており雰囲気は十分。
暗いうちから仕掛けを投入して当たりを待ちますが、期待とは裏腹にいつもは2.3本釣れているはずの時間になっても当たりすらなし。
周りの方々は既に複数回の当たりに、大きい方で6kgクラスをあげておりプレッシャーは増すばかり。
「喰いが渋くて太ハリスを見切られているのか？」「自分1人の胴付き仕掛けが今日の棚に合っていないのか？」等、その時点では今日はチャレンジ失敗、やらかした日という印象でした（汗）

気づけば時間は11時を過ぎ、泳がせ勢も期待薄と帰る方や堤防で横になる方もチラホラ。
私も「次の潮止まりで帰るか、夕方まで粘ってみるか、どうしようかなあー？」とスマホを触っていた時でした。

そんな時、なんの前触れもなくその時はやってきました！

1番ライトなMUTHOS Accura 100H×ステラsw8000HGのドラグが強烈な勢いで鳴り響きました！
「ジリジリ…ジリジリジリ…！！」
「ジリジリジリジリ…！！」

あまりの勢いに、寝ていた釣り人も起き出してザワザワ…
「ヒット！ヒット！」と誰かが叫んでいます！
「おおおおおおー！きたぞーー！！」
これは、もう緊急事態！

この当たりを逃したら今日はもうチャンスは無いかもしれないというプレッシャーと
確実に良型であろう走りに対する期待からか、もう心臓はドッキドキ（笑）

ドラグはそのままで、スプールを軽く押さえて、急な走りに備えて刺激しないように巻き上げ
しっかり食い込んだであろうタイミングで焦らずにドラグを締め込み、グイッと引き合わせ！
無事にフッキングが決まりファイトを開始！！

「たまりません、この瞬間！！」

すると、意外にもすんなり走りは止まり…頭はこちらを向けられた模様。
「あれっ？そんなに大きくない！？」なんて思ったのも束の間！
3回ぐらいしゃくったのと同時に、「ドスン！」と来ました！

突っ込みや走りこそないものの、これまでに経験したことのない重量感と
大きくモッサリした首振りがロッドを介してジンジンと伝わって来ました！

「むむっ！」

「これはデカい！」

その瞬間、ビッグサイズが確信に変わりました。

やっぱり、青物の引きは凄い！でも、10キロはいかないか？
いや、この引きなら10キロはあるんじゃないか？

ハッハッ早くこの子の顔が見たいっ！！

と、心の中では
「みんな、見て〜この大物。やったぜ！」

さてさて、堤防は騒然となり。

「うぁ、何これ！！」

「巻け！巻け！巻け！」
「きたきた、これはデカイ！」

「おい、ウソだろー」
「おーーーだいじょぶか？」

「おー、よしよし、いやいや折れる、折れる！」

「なんでもいい、顔だけみたい！！」

「おい、人間なめんなよー！！」
ここから、苦行に突入か？と思いきや
そこからは1分あるかないかのファイト！ですが、とてつもなく長く感じました。

魚の動きに合わせて変わるラインの角度や仲間やお隣さんのはしゃぐ声、
自分でも不思議なくらい何もかもが脳裏に鮮明に焼き付いております。

そしていよいよ魚のシルエットが見えて来るとその大きさに衝撃！

「うぁー、でかー！！まじか！」

遠目に見ても確実に10kgオーバーは確信できるインパクトでした！！

きたきたーー！
さすがに重たいぞ！くぅー、肩が痛い！！
まてよ？この大きさだと私のタモで大丈夫か？？

と、心の中で喚き散らしながら
手前の藻場に潜ろうとする最後の抵抗にもなんとか耐え、いよいよランディング！

私のタモでは厳しいと気がついたお隣さんが、なんとギャフ掛けを一発！で決めてくださり
先程の不安もなんとやら…

堤防にあがった巨体はまさにモンスター！
水に濡れた美しい鱗に大きな丸い目。思い出に残る瞬間を皆さんと共有しました！

111cm、14.55kg

これまでの自身の記録106cm、8.65kgから長寸、重量ともに大幅に超えてのメモリアルフィッシュとなりました。

いい仕事してくれたタックルに向かって、心の中でありがとう！
しっかりと曲がってくれて、当たりもしっかりキャッチしてくれ感謝です。

ただただよっしゃー！という気持ちが込み上げてくるとともに、釣り上げるまで自分のことのように興奮し、サポートしてくれた仲間やギャフ掛けを決めてくれたお隣さんには感謝しても感謝しきれません。
しかし、「人間なめんなよ〜」の応援は、今も耳に焼き付いています（笑）
本当にみなさんのサポートあってのメモリアルフィッシュでした。

これまで続けていた釣り場のゴミ拾いや締め跡、墨跡消し等の地道な取り組みが、ご褒美として今回の釣果をもたらしてくれたような気がして嬉しい気持ちにもなりました。

私が釣りをするキッカケになった野池。
あの時、一人の釣り人が「ぼうや、野池のゴミをこの袋に一杯にしたら、針と糸をあげるぞ！」と言った理由が、数十年余の時を経て本当に理解できるようになりました♪
これからも、地道な取り組みを続けていれば、きっとご褒美があるはず！
そう期待して、今後は大分ではなかなか出会うことない大型ヒラマサを狙った遠征に加え、オフショアではキハダゲームにチャレンジする等、更なるビッグゲームに挑みます！

それから、感謝の気持ちと言えば、やはり「釣れてくれた魚への感謝」の気持ちでしょう！
釣れてくれた魚は持ち帰って、ひと手間加えて最高に美味しく頂けるようにしています。
基本は家族でお造りやフライなどその魚に合わせた美味しい食べ方をしています。
こうして食卓を囲んで家族の笑顔を見れるのも、「釣れてくれた魚たち」のおかげです！本当にありがとう！

さらに釣果を上げたい！

これから、さらに釣果を上げるとしたら、釣り場に1日でも多く通う、そして投げ続けるに尽きるかなと考えております（笑）
大物と出会うためにフットワーク軽く、遠征にも積極的にチャレンジします！
遠征するとなると、やはり心機一転、最新の釣具でチャレンジしたくなるのですが、今のところは現在のタックルに不満や不足は一切感じておらず、しっくり来る相棒（釣具）との出会いは物欲をも抑えてくれるので、嫁さんの目も気にしなくて済んでいます！（笑）

とは言え、一年に一回はルアーやジグ、タックルを見直して、使わなかったものはまとめて売りに出すことが多いですね♪
基本的に実際使ってみて思っていたのと違う、自身の使い方には合わないなと感じたら、状態の良いうちに早めに手放すようにしていますし売る場所も決まっています。
買取のスタッフさんが誠実で、とにかく釣り好きだなぁ～って分かるので、つい話も弾みますし（笑）

もちろん、私以外の人もそうだと思いますが、一度は欲しいと思って手にした思い入れのある品ではありますので、少しでも良い値段をつけてくれるお店に売りたいというのが正直なところです。
そうした意味ではとにかく、ここは信頼出来るか？というところや安心して任せられるか？という点は大きなファクターになっていますね。

今回、JBC2023参加に際して多数のやり取りをさせて頂きましたが、メールのやり取りや文面一つとっても、ツリグーさんは全てが誠実そのもの！安心してお任せできる業者さんだなと感じましたので機会があれば相談してみようと思います。